お寺の掲示板には何を貼ればいいのか？、寺行事の前だとその案内を貼っているのだが、何も無いときには何を貼っておくといいのかいつも頭を悩ませている。
仏法のこと、思っていること、ちょっと気の利いたこと？など、住職が思うことならなんでもいいんだろうけど、道行くご近所の方々は結構みなさん気にしていつも見てくださっているらしい。
そう思うと余計にプレッシャーだったりするんだけど。
　先日、iPhoneのアプリで、満天の夜空に宮沢賢治のうたが流れ、またたく星をクリックすると、賢治のいろんな詩を読めるものがあったのでダウンロードして寝る前にいじっていたら、とある詩が印象に残ったので、今回はその詩を書いて掲示板に貼ってみた。
　詩なので読む人それぞれ感じ方が違うだろうけど、個人的に「なんとなくわかる気がする」と共感したもので。。。

掲示板


わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
（あらゆる透明な幽霊の複合体）
風景やみんなといっしょに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
（ひかりはたもち　その電燈は失はれ）
・・・・・・・・　宮沢賢治